お知らせ
艶と硬度を備えた新しいオリジナル コーティング「ドゥレッザ ガラスコーティング」
ガラスコーティング大田区 |欧州・中東で採用の新型「ドゥレッザ」
「ドゥレッザ ガラスコーティング」は通販でも販売を行っております。
※下記の画像をクリックしますと購入ページにリンクされております。
従来のガラスコーティング剤は定着していない?塗装の保護になっていない?はこちらをクリック
WESTWAVEInc.楽天市場店はカーシャンプー・ガラスコーティング・コンパウンド・洗車用品などのカー用品を取り扱う公式オンラインショップです。弊社オリジナルブランドのDUREZZAは各種こちらでご購入いただけます。
柔軟性のある最高硬度7h 硬く・しなやかな ガラスコーティング
耐スクラッチ性試験でドゥレッザ ガラスコーティングは「ハイモースコート」の4倍
表面性測定器にマイクロファイバークロスを取り付け、4000回擦った。
ドゥレッザ ガラスコーティングは物理的作用にも強く、耐スクラッチ性にも優れています。
※塗装面と強固に密着したガラス被膜(硬度8H)を形成。被膜硬度は「JIS K 5600-5-4」に準じ、弊社提携研究所にて測定。
「ドゥレッザ ガラスコーティング」は硬い表面の定着性を求めた2層コーティング
上記画像は塗装のようにクリアのある鉄板ではなく、ザラザラした鉄板にガラスコーティング剤を馴染ませるのではなく、実験の為定着しづらいようにスポイトで数滴垂らすと、弊社のガラスコーティングは定着の良い低分子にも関わらずガラスコーティング剤が鉄板から浮いた状態になっております。
ガラスコーティング剤が鉄板から浮いた状態になるのは硬さがあるイコール粘質が強い為に浸透しないことが考えられます。
そこで弊社は浸透性のある硬度7Hドゥレッザをアンカーとして1層目に塗り込み、2層目に硬さを重視した8Hドゥレッザを塗装の保護にすることで定着性と硬さの両方を備えることができました。
※従来の最も高級なガラスコーティングはフッ素の定着性を良くする為にポリシラザンをアンカーにしたり、シランを定着させる為にポリシラザンをアンカーにする手法でしたが、これらの行為は車の塗装がムラになりやすい性質を持っています。
ドゥレッザはディーラー カーコーティング の硬さが2倍以上!膜厚は10倍以上!
通常のカーコーティングのみの施工ですと有機物汚れや酸性雨による腐食予防には強いですが、ウォータースポットには弱いという弱点がありましたがドゥレッザ は柔軟性のある硬く・しなやかなコーティングの他にシリコーンレジンコーティングという無機物汚れやシリケート固着予防がされているので雪国でも強いボディーコーティング剤です。
「ドゥレッザ ガラスコーティング 」の撥水力!撥水角110℃以上は世界ナンバーワン!
ガラスコーティング剤を選ぶ基準!ここが大事!
日本車の塗装の硬さはH~2H位であり、外国車は塗装の硬さが4H位あります。
ガラスコーティングの目的は塗装の保護ですので、外国車を基準にすると5H以上なければ塗装の保護にはならないでしょう。
しかし、ディーラーの9割以上のガラスコーティングがポリシラザンという成分で鉛筆硬度が3Hのものであり、日本車であれば1H硬いので硬いので塗装の保護にはなりますが、外国車を基準にすると塗装の保護にはなりません。
但し、硬ければ硬いほど良いと言うわけではありません。
例として、携帯電話のアイフォンの表面ガラスは9Hあり、1メートル位の高さから落とすとバキバキに割れ、よく割れた状態のアイフォンをそのまま使用している学生さんなんかをよく見かけます。
そして、メガネですが、これは「柔軟性のある7H」ですので、アイフォンのように1メートル位の高さから落下させてもキズは入るかもしれませんがバキバキに割れることはありまん。
なので、ガラスコーティングを選ぶ基準は「5H~7H」までが最適でしょう。
※ドゥレッザ ガラスコーティングは鉛筆硬度7Hになります。
硬さの違いもありますが、カーコーティングの厚さが全く違います。 下記画像の左側は通常のディーラーガラスコーティングの成分であり、右側の画像はドゥレッザ ガラスコーティングになります。 通常のカーコーティングは硬化させても「でんぷん」の粉のようにしかなりませんが、ドゥレッザ ガラスコーティングは本物のガラスなので下記右側のようにガラスになります。 カーコーティングは塗装の保護なので、下記のようなガラスにならないと塗装の保護にはなりません。
DUREZZA(ドゥレッザ)と他社のガラスコーティング剤の違い
上記の画像を見て頂くと明らかにDUREZZA(ドゥレッザ)とディーラー系のガラスコーティング剤は成分の違いはわかって頂けると思いますが、DUREZZA(ドゥレッザ)はガラスのかたまりになり、ディーラー系のガラスコーティング剤は白い粉にしかならないのでガラスコーティング剤の厚さが違います。
DUREZZA(ドゥレッザ)同様にガラスコーティングの厚さに関しては、通販売れ筋販売上位商品と変わりはありませんが、24時間後経過後、DUREZZA(ドゥレッザ)は透明のガラスになってますが、通販売れ筋販売上位商品は粘質のあるガラスが半乾きの状態です。
ガラスコーティングの完全無機質と硬度9H以上の嘘・誇大広告
楽天やAmazonのガラスコーティングの商品を弊社、提携の研究員が遊びに来た時など拝見することがありますが、嘘や誇大広告が酷いよねって話をよくします。
研究所の検査方法で弊社のガラスコーティング剤と他社の4点の商品を比較検討しようかと思います。
よくある完全無機質なんてない!
ガラスコーティング通販、どこかのガラスコーティング専門店で「完全無機質」などの言葉聞いたことはありませんか?
「無機質」まではOKですが、「完全無機質」ってガラス成分100%ですよね。
仮にガラス成分が100%ですとタダのガラスなので塗装やその他の物質に定着しません。
定着させるにはシリコンやチタンの物質が必要です。
これだけで100%じゃありません。
完全無機質は定着しないガラスコーティングですよと言ってるのと同じです。
下記の画像はステンレスの上に各々のガラスコーティング剤を塗り込みました。
上記画像ガラスコーティング剤の違いはどドゥレッザはほぼ透明なのに対し、他の商品は虹色や白化しております。
虹色や白化するのはガラスコーティングの成分の中に含有量が多いので、上記のような状態になります。
ドゥレッザのガラス成分は92~93%位になり、1番右側のガラス成分3割は弊社で用意したガラスコーティング剤で含有量が多いので若干、虹色ですが、楽天上位商品はさらに虹色になっています。
楽天上位商品の6Hというのがあり、特に虹色にもなっていなく水玉模様になっているのはガラス成分と触媒が上手くかみ合っていないのと、この成分がそもそもガラス系とは違う、塗料系だからではないかと思います。
楽天上位商品の9Hの虹色の原因はガラスコーティング剤の定着からあまり使用されていないスズが原因かと思います。
凡そでありますが、研究員になるとガラスコーティング剤の匂いを嗅いだだけでわかる場合もあります。
結果、成分が透明のドゥレッザですらガラス成分は92~93%位なので、画像の色だけで判断してもそれ以下のガラス成分ですので、「完全無機質」はあり得ないということです。
ガラスコーティング剤の硬さ・硬度
よくあるJISの硬度試験というのは鉛筆を下記のような車に設置して傷をつける試験になります。
たまにモース硬度とかありますが、試験内容にモースはありません。
あくまで鉛筆硬度です。
JISの試験は6Hまでしかないので、弊社で5H~9Hの鉛筆を用意しました。
下記の画像は各々の鉛筆で傷をいれた後の画像になります。
上記、画像で横に傷が入っているのがわかりますか?
下記、画像は傷の確認をわかりやすくする為に横向きにしました。
他社の製品は鉛筆硬度5Hで全てのガラスコーティング剤に傷が入ったので試験結果は4H以下になります。
通販サイトでは9H,6Hと記載してるので、ここまで弱いと思わなかったので3H以下の鉛筆も用意すれば良かったのですが。
ドゥレッザは9Hで傷が入っているので試験結果は8Hになります。
弊社では7Hだと思っていますが。
試験結果はいかがだったでしょうか。
たまに鉛筆は6Hまでしかないから、他社に7Hってなんなんだ!って言われますが、鉛筆は10Hまであります。
逆に硬度13Hや15Hなどの誇大広告のエスカレートがありますが、鉛筆は10Hまでしかないので、どういうふうに試験したのか疑問です。
弊社や研究員の考えとしてはガラス(鉛筆硬度8H)より硬いガラスコーティング剤は存在しないので、ガラスコーティング剤は鉛筆硬度7Hが限界であり、飛び石に勝てるガラスコーティングはありません。
また、今の技術では7Hが限界ですが、それでも傷が入らないことは絶対にありません。
これを糧にガラスコーティング剤を判断して頂ければと思います。
新しいガラスコーティング剤: 低分子シラン ドゥレッザ ガラスコーティングとは
従来のガラスコーティングとは違う硬く、しなやかな最強無機質ガラスコーティング
ガラスだから硬いのは当たり前、衝撃や湾曲などのストレスによるひび割れが発生しにくい柔軟性を持たせました。
柔軟性が(硬いだけより)耐傷性を高めます。また、酸化劣化しないことと合わせ、将来の剥がれ、ひび割れ等の弊害に対する心配ををゼロにします。
ドゥレッザ ガラスコーティングは単一成分98%の高密度ガラスコーティングです。限りなく無機質に近いコーティング剤ですが2%のアルコキシドを混合する事により3~4ミクロンの甲膜厚を実現しました。また硬度7hの高度を持ちながら高膜厚のコーティング剤でもあり非常にバランスのとれた撥水角100℃を超えた撥水性ガラスコーティング剤です。
Hard-supple 硬く・しなやか
衝撃や湾曲などのストレスによるひび割れが発生しにくいガラスコーティングでは最高硬度の7h!
セラミックガラスコーティングのように9hなど硬さが増すほどクラックが発生しやすくなります。
このため弊社のガラスコーティング剤では、多少の柔軟性を持たせて、あえて鉛筆硬度9Hとはせずに7H前後に調整して、クラックの発生を防いでいます。
※ペルヒドロポリシラザンは高硬度9hであるが、クラック発生を防ぐため膜厚は薄く、意外にも微細な擦過キズにも弱く、膜厚をあげるために何層にもコーティングを施工すると剥離する。
ディーラーガラスコーティングは殆どがオルガノポリシロキサンを使用しており高分子の為、定着性が粘着テープのような定着性の為、柔軟性はあるが硬度が3h位しかなく耐久性も実際は1年半位。
弊社ガラスコーティングは低分子シランガラスコーティングの為、高硬度7h~8hであるが柔軟性があるためクラックしづらく、また、低分子のため塗装面の微細な凹凸に浸透しやすく、強靭な密着力が違う。
他社で完全無機質でガラスが完全に固まるぐらいの硬化で3μ以上の膜厚になれば劣化します。
上記のような硬化が塗装のうえで定着するとは考えづらい。
薄いプロテクションフィルムにドゥレッザ ガラスコーティングを実験の為、厚塗りしました。
ドゥレッザ ガラスコーティングを塗ったプロテクションフィルムを指で曲げても、ひび割れしません。
通常のガラスコーティングですと、数μでもここまで曲げるとひび割れしますが、ドゥレッザ ガラスコーティングは低分子の為、膜厚が厚く、そして硬くても衝撃や湾曲などのストレスにも強い。
硬度とクラック
硬度が硬いほど良いと言われるガラスコーティング商品やサービスがありますが、ガラスコーティングは化学合成品であるため、被膜の硬さが増すほどに脆く壊れやすくなり、「クラック」と呼ばれる微細なひび割れ損傷が発生しやすくなります。
クラックは硬化の過程や使用中の物理的化学的刺激などより発生し、見た目の「クスミ・濁り」になったり、「被膜が剥がれ落ちやすくなる」ことの弊害の原因になります。
今の技術で作ることができるガラスコーティング(非晶質ガラス)は、鉛筆硬度9H程度が最高硬度となりますが、コップや窓ガラスなどの厚みのあるものと比べて、ミクロン(μm)単位の被膜では硬さゆえの脆さの影響が大きくなります。
クラック発生を回避するためには、少し粘り気を持たせる必要があり、6H~8H程度の硬度が最適であると考えます。
膜厚と硬度
膜厚はある程度厚い方が良いと思います。しかし硬度が同じ場合被膜が厚くなるほどクラックが発生しやすくなりますので、上記のような若干の粘り気のある6H~8H程度のガラスコーティングでは2~4μm前後の膜厚が、微細な傷からの保護という意味でもバランスが良いのではないかと考えます。
硬度が同じ場合は、膜厚が厚くなるほどクラックが発生しやすくなるため、硬度9H程度のガラスコーティングでは0.5μm~1μm程度の薄い膜にしないと、クラックの発生が問題になります。
このように余りにも薄い被膜では、摩耗や微細傷も塗装まで達してしまう可能性が高まります。
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ガラスコーティング大田区―東京都最大の区が持つ「高級住宅街」と「工場の街」という2つの素顔
大田区は、東京23区の中で最も広い区だ。人口でも第3位。田園調布のような高級住宅地と、蒲田に代表される町工場の街という、両方の顔を持つ。大森貝塚、多摩川台古墳群、池上本門寺五重塔など、史跡も豊かである。土地が広いだけにスケールも大きく、潜在的可能性もまだまだ秘めている。何と言っても、羽田空港があるではないか。
人口で他の区に抜かれつつも
広さではトップを守り続ける
この大田区、久しくライバルは世田谷区だった。人口では、大田区がトップの時代があった。1950(昭和25)年より20年間ほどにわたり国勢調査(5年おき)のたびに、目まぐるしく人口第1位の座を世田谷区と交替した。
70(昭和45)年に世田谷区がトップに立つと、以後は徐々にその差を広げられ、20世紀末(2000年)の国勢調査ではついに練馬区に2位の座を奪われ、現在第3位となっている。
ただし広さでは、現在大田区がトップの座にいる。その面積59.46平方キロメートルは、東京都の特別区部(23区)全体のおよそ10分の1ほどを占める。かつてのナンバーワンは世田谷区(58.08平方キロメートル)であった。
国土地理院のデータによれば、92(平成4)年12月に、それまでの56.29平方キロメートルから3.17平方キロメートル増大して、現在の面積となっている。世田谷区との違いは、海に臨んでいること。東京湾の埋め立てによって、大田区の土地は生き物のように成長したのだ。
なお、中央防波堤埋立地の帰属について江東区との間で調整中だ。大田区はもっと広くなるのだろうか。
「田園都市」が生まれたセレブ地区だが
1住宅当たりの面積は必ずしも広くない
大田区と聞いてすぐに思い出す、田園調布と蒲田。大田区は47(昭和22)年に旧来の「大森区」と「蒲田区」が合併して誕生したが、その由来を区名に留めている。
区の北西部にある田園調布は、東京というより日本を代表する高級住宅街。これは、旧大森区に属する街だ。生みの親は、明治・大正期の財界の重鎮、渋沢栄一である。
大正時代に導入された「田園都市」運動の一環として、18(大正7)年、渋沢が田園都市株式会社を設立し、住宅地を造成した。その際、調布村の一部であったこの地に「田園」の2文字を冠して「田園調布」と称したのである。
現在の東急東横線・目蒲線田園調布駅西口の駅前広場を中心に放射路、環状路を設置して、一区画100~500坪(330~1650平方メートル)で上下水道完備という高級住宅地として売り出した。
さて、その田園調布を抱える大田区だが、区全体で住宅の規模に関わる指標を見ると、必ずしも“大邸宅”のイメージとは結びつかない。1住宅当たりの延べ面積は62.4平方メートルで、23区中第12位である。
その他、1住宅当たりの居住室数は11位、1住宅当たりの畳数15位、1人当たりの畳数15位、1室当たりの人員(少ないほうから)20位となっている。これを見る限り、区全体としては区民の居住空間が決して広いほうではない。
蒲田を擁する大田区は
大都会における「匠の里」の顔も
さて、もう一方の大田区の顔が蒲田だ。その名のとおり旧蒲田区の中心地だ。蒲田には「町工場」がよく似合う。
江戸期に農漁村だったこの区では、特に海岸の大森・糀谷・羽田地区において海苔(のり)の養殖が盛んだったが、60年代前半を最後に姿を消した。また、工業の前史として江戸時代から続く麦わら細工があった。いよいよ中小の工場が進出してくるのは、大正期以降のことだ。
そこで、この区の工業の実力を見てみよう。工場数4362、従業者数3万5741、製造品出荷額等7796憶円、いずれも23区中ナンバーワン。そのうえ、付加価値額3356憶円もトップである。大田区は三冠王ならぬ“四冠王”だ。
だが、この区の工場の多くは規模が極めて小さい。従業者規模「1~3人」という零細事業者が半数を占める。そのため、1事業所当たりの「製造品出荷額等」、1事業所当たりの「付加価値額」は、それぞれ第6位に留まっている。
工場の分布を見ると、やはり最も多いのは蒲田地区となっており、全体の半数を占める。大森地区が4割弱、調布地区が約1割といったところである。概して内陸部には住工混在型の小規模工場が立地し、大森南、東糀谷、羽田旭町などの一部には工業専用地域もあるため、比較的大規模な工場が立地している。
大田区の“得意技”は、金属および機械関連製造業だ。この業種だけで工場数の8割近くを占め、断然トップとなっている。ちなみに、東京都全体では43%、23区では40%だ。
特に、「金属製品」「汎用機械」「生産用機械」の生産高(製造品出荷額等)はすごい。3業種の合計は額にして2710億円で、これは大田区の工業全体の35%に当たり、東京都全体の3業種生産高の22%、23区の34%までを占めてしまう。全都の構成比で第2位となる江戸川区が8%足らずであることを思えば、大田区の工業はいかにこれらの業種で稼いでいるかがわかる。
大田区の工場は大半が下請け加工だが、特定大企業の系列下にあるものはむしろ少なく、たいがいが複数の取引き先をもつ。それが、多様な製品を生み出す基礎となる機械加工を中心とする基盤技術の集積を促したとも言えるだろう。
地価が高く、過密な大都市の市街地でありながら町工場が存続できる要因として、職住近接により長時間労働が可能であること、短い納期に対応できる小回りの利く経営体が多いことが指摘される。
なるほど、この区の「昼夜間人口比率(昼間人口指数)」は99.0となっており、これが100に近いということは昼夜によって人が流出入することが少ないことをうかがわせる。だが、何より、この区に集積した高度な技術力が最大の強みだろう。大田区は、「匠」「職人芸」の集積地なのだ。
バブル崩壊やリーマンショックは、やはり実力者・大田区の町工場をも直撃している。国内産業の空洞化、取引き先の海外移転も深刻な問題だ。そのため、下請け依存体質からの脱却、人材確保や育成、アジアに対する競争力強化、知財の侵害防止、エンドユーザ向け製品の開発など、課題は多い。
しかし、“チャリンコ(自転車)・ネットワーク”という言葉を生むほど、この区の町工場は結束も固く、相互支援の精神にも富んでいる。自分のところでは「切削」作業しかできなくても、「穴開けができる工場」「研磨ができる工場」といったように、自転車で通えるほど近隣にある工場に工程をまわして、発注された製品を納品できるようにしたネットワークのことだ。
大田区の町工場は、ただ者ではない。DVDや携帯電話、鉄道や飛行機、ロケットなど、最新技術を必要とする製品の部品を作ったり、設計に関わったりしている町工場がたくさんあるのだ。
頑張る町工場に加えて、第一京浜、第二京浜、産業道路、湾岸道路など主要道路が走る大田区は交通の要衝だ。そして、前原国交相の「ハブ化」発言によってまた注目度が高まる羽田空港。大田区は、世界に向けて飛翔を始める。
■大田区基礎データ
面積 59.46km2(1位) 世帯数 334,132世帯(2位)夜間人口 682,363人(3位) 昼間人口 657,209人(5位)
大田区(おおたく)は、東京都の特別区のひとつで、23区南部に区分される。
ガラスコーティング大田区
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