フロントガラス リペア キットとは?
ガラスリペアキットは、飛び石などで破損したフロントガラスをDIYで簡易補修できるキットです。
補修可能なキズは、おおよそ500円玉サイズ以下のキズや、比較的小さなヒビに限られるものの、リペアキットを使えば専門業者に依頼すると1万円以上かかってしまうガラス補修を、わずか2,000〜4,000円の費用で済ませられます。
フロントガラス リペアキットの使い方
ガラスリペアのおおまかな作業手順は以下の通りです。
- 台座を破損部のガラス面に固定
- 紫外線硬化樹脂をキズに流し込む
- シリンダーで加減圧を加えて薬液を浸透させてキズを埋める
- 補修部に硬化樹脂を1〜2滴垂らして保護フィルムを貼る
- 硬化後、余分な樹脂を削り落とす
上手に補修するコツは、作業前にしっかりと補修部分の汚れを落としておくことと、薬液塗布の作業性や適切な硬化速度に配慮して外気温15〜32℃かつ日陰で作業することです。
必要なものはすべてキットに入っていますが、補修部確認用の虫メガネや鏡、拭き取り用ウェスなどを別途用意すると作業が楽になります。
キズの放置はNG!早めの修理が大切
視界を邪魔しない小さなキズであっても長期間の放置は厳禁です。 走行中のフロントガラスは強い風圧が加わると同時に振動もするため、徐々にヒビが広がり、交換が必要になってしまうケースもあります。
また、長時間放置するとキズの中にゴミやホコリが詰まり、補修ができなくなった場合も交換の必要に迫られます。
フロントガラスの交換費用は、少なく見積もっても5万円以上。余計な出費を抑えるためにも、ガラス補修はできる限り早めに済ませましょう。
フロントガラス リペアキットの選び方
キズの大きさに合わせた商品を選ぼう
キズの補修条件が適合する商品を選びましょう。各商品は20〜30mm以下の破損や、20〜30cmのヒビの補修に対応してますが、固定台座などの大きさによって補修可能なキズの条件に数mmほど差があります。
また、補修できるキズの形状や位置にも商品ごとに規定を設けられています。購入するまえに、必ずフロントガラスに付いたキズの大きさと形状、位置を確認しておきましょう。
はじめての方には、高価であっても吸盤式がおすすめ
リペアキットは、加減圧ポンプを固定するための台座が再利用できる吸盤固定式台座と、再利用不可な両面テープ式台座が存在しており、台座の形状によって価格が上下する傾向にあります。
1カ所だけ補修や、作業に慣れた方にはもっとも安価に補修を済ませられる両面テープ式がおすすめです。
2カ所以上を補修する場合や、はじめて作業で失敗が心配な方には、やや高価であってもやり直しができる吸盤固定式をおすすめします。